難聴の治療と認知症への影響
- hearinghealth27
- 2024年12月28日
- 読了時間: 2分
JSTAGEのサイトに「難聴の治療と認知症への影響」に関する記事が掲載されています。
まとめの一文は難聴者の心情等の一面を読み取ることができる内容になっています。
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まとめ
難聴は第三者からは把握しがたく,また患者自身も難聴であることを隠す傾向にある。そのため難聴による症状が患者の気質や集中力によるものと 誤認されやすい。また、難聴であることが認識された場合でも、単に耳元から大声で話すという誤った対応をとられることも多い。これらの事情から難聴者側はさらに自らが難聴であることを隠し、会話することを避けてコミュニティーから離れてしまいやすい。難聴は放置すると認知能の低下、うつ、平衡障害、寿命の短縮などにつながる。補聴器は医療機関で適切にカウンセリングを行い、さらに時間をかけて調整すれば一般に思われている以上の効 果を発揮する。補聴器の装用でも十分改善しなかった難聴であっても現在は人工内耳で補償することが可能となっている。人工内耳は保険医療の適応であり、重度心身障害者医療費助成制度や医療扶助も 受けることができる。補聴器や人工内耳による聴覚 補償は費用対効果の面でも社会全体にとって有益 であり、積極的に推奨すべき医療と考える
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